「キッチンのリノベーションとは？」
「リノベーションキッチンの種類が知りたい」

キッチンをリノベーションしたい方のなかには、リフォームとの違いやどのような工事をするのかわからない場合も多いのではないでしょうか。

リノベーションとは既存のものに工事を加えて価値を高めることです。老朽化した設備を新しくするリフォームとは少し異なります。

本記事ではキッチンのリノベーションについて詳しく解説します。あわせてキッチンの種類も紹介しているため、リノベーションを考えている方はぜひ参考にしてください。

キッチンのリノベーションとは？リフォームとの違いを解説

キッチンのリノベーションとは、既存の設備に工事を加えて機能性を高めることです。

一方、古くなったキッチンを新しいものに取り替える工事はリフォームと呼ばれます。

キッチンリノベーションの目的は、今あるキッチンをより使いやすく快適にすることがほとんどです。暮らしやすい空間を目指し、間取りや内装まで変更する場合もあります。

そのため、リフォームより工事範囲が大きくなるでしょう。

リノベーションキッチンの主な種類3つ

リノベーションキッチンにはリビングやダイニングと対面しているタイプ、完全に独立しているタイプとさまざまな種類があります。

ここでは主なキッチンの種類を紹介するため、リノベーションする際の参考にしてください。

1. クローズ型｜キッチンが独立している

クローズ型は完全にキッチンが独立しているスタイルです。壁付けされているため、リビングやダイニングへにおいや音が漏れにくくなります。

プライベートな空間ができ、料理好きな方におすすめです。

完全独立型のため、リビングやダイニングからキッチンを誰かに見られることはありません。急な来客でキッチンが整っていなかったとしても安心です。

ただし子育て家庭だと、小さな子どもの様子が見えにくい点はデメリットでしょう。

2. オープン型｜リビングダイニングとつながっている

オープン型はリビングやダイニングに対して、完全に開放しているスタイルです。

主なオープン型キッチンを下記に記載します。

・壁付けキッチン
・セパレートキッチン
・ペニンシュラキッチン
・アイランドキッチン

ペニンシュラキッチンはどちらかが壁に接しているタイプで、アイランドキッチンは壁に接していないタイプです。

コミュニケーションをとりながら料理できるため、家族の様子がよく見えます。

オープン型キッチンはリビングの一部として、ダイニングとの統一性を重視するケースが多くあります。

こだわりぬいた空間を作るなら、ほかのタイプより費用が高くなるでしょう。

3. セミオープン型｜キッチンの一部が開放している

セミオープン型はクローズ型とオープン型の良いとこどりです。主な種類を下記に記載します。

・I型キッチン（コンロ、調理スペース、シンクが一列）
・L型キッチン（コンロとシンクがLの字）
・カウンター付きのキッチン

リビングやダイニング側と対面していますが、天井から垂れ壁をかけることで一部のみ開放できるスタイルです。

料理をしながら家族の様子がわかるのはもちろん、一部が壁に接しているためプライベートな空間も確保できます。

手元が隠せるため、来客時でも周りの目を気にする必要はありません。

キッチンのリノベーションを検討する目安

キッチンのリノベーションは、耐用年数を迎える約15年〜20年が目安です。およそ10年過ぎたあたりからIHやガスコンロ、レンジフードなどの設備に不具合が出始めるでしょう。

ただし、リノベーションをおこなうタイミングは劣化や老朽化に限りません。

出産や同居などによるライフスタイルの変化、使い勝手の悪さなどでリノベーションする方も多くいます。

キッチンは毎日使用するため、自分の好みや生活スタイルに合わせることが大切です。各メーカーのシステムキッチンも日々進化し、性能や機能が良くなっています。

料理好きな人はもちろん、効率よく家事を進めるためにもキッチンのリノベーションを検討してください。

まとめ

キッチンのリノベーションは老朽化に限らず、使い勝手やライフスタイルの変化にともない、快適さを求めておこないます。

本記事で紹介したキッチンの主な種類は下記のとおりです。

・クローズ型
・オープン型
・セミオープン型

完全独立のキッチンを選ぶならクローズ型、開放感を求めるならオープン型がおすすめです。

それぞれのキッチンの良さを知り、自分の目的に合ったキッチンリノベーションをする必要があります。